財政長官、経済は四半期ごとに改善

陳茂波・財政長官はこのほど公式ブログで香港経済への楽観姿勢を示した。5月8日付香港各紙によると、陳長官は今年第1四半期の飲食店総収益が前年同期比82%増の275億6000万ドルに上り、総額は過去3年余りで最高に達したと指摘。さらに同期の小売業売上高も同24%増で、昨年12月から今年3月まで4カ月連続で300億ドルを超えたこと、観光業の回復を受けてサービス輸出は16.9%増だったことなどを挙げた。ただし商品輸出は外部環境の疲弊と多くの不明瞭な要素の影響によって18.7%減となっているため、米国の銀行破綻など外部経済の不確定性を警戒する必要があるとの見方を示した。一方で、内需を支える措置や中国本土の貿易が引き続き改善していることから「年内に香港経済はさらに改善し、四半期ごとに良くなり、今年は昨年より良くなる」と述べた。

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