岩手県は2020年度の県民経済計算をまとめた。1人当たりの県民所得は前年度比4.7%減の266万6千円となり、新型コロナウイルス禍の影響が響き、2年連続で前年度を下回った。
1人当たりの県民所得は雇用者報酬、財産所得、企業所得の合計3兆2272億円(前年度比5.9%減)を総人口で割った値。260万円台は16年度以来の低水準となった。
県民経済計算は国のデータを受けて算出するため、対象年度から2年ほど後になる。県民所得は雇用者報酬などに加え、民間法人企業所得なども含まれるため、個人の所得水準を表すものではない。