がん簡易検査、唾液で 盛岡の5社開発へ、AI活用し3日程度で判明

 

 盛岡市内のヘルスケア産業関連企業5社は、唾液でがんの簡易検査ができるサービスの開発に乗り出す。人工知能(AI)を活用し、唾液から最大13種類のがんの痕跡を探す仕組み。既存の方法に比べて患者の負担が少なく3日程度で結果が分かるほか、高額な検査費を抑えられるのが特長。装置の開発から分析まで「オール岩手」で担う初の試みで、実証試験を経て2024年度から実用化し、国内外への普及を目指す。

 取り組むのは、いずれも盛岡市北飯岡の貸研究施設内に本社を置く▽アイカムス・ラボ▽The IT Lab(ザ・アイティラボ)▽アイ・モーションテクノロジー▽セルスペクト▽TOLIMS(トリムス)-の5社。

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