食料品や光熱費の相次ぐ値上げ…インフレ対策で家事アドバイザーが実践している5つのこと

「来月は食料品◯◯品が値上げ」というニュースが流れ、電気料金、ガス料金も現在は一部に政府の補助が出ているとは言え、それでもまだ家計を圧迫しているご家庭が多いのではないでしょうか。

節約や家事に関するアドバイスを仕事としている筆者は、以前より節約できるところは節約していたつもりですが、今回の値上げラッシュは手強いので、今まで以上に気をつけていることがいくつかあります。

今回はインフレ対策で筆者が従来以上に意識している節約についてご紹介します。


調理は一度に大量に

以前より大量調理を心がけていましたが、今は生モノ以外の料理は1度に3~4回分をまとめて調理するようにしています。ガスコンロでもIHコンロでも、茹でる、炒めるなど同時に何食分も一度に調理することによって光熱費を節約することができます。また、光熱費だけでなく時間も節約できるという大きな副産物がついてきます。

買い物は回数を少なく

買い物は行けば行くほど余計な物を買ってしまうものです。買い物の回数を減らすことを意識しましょう。洗剤や調味料のように必ず使い使用量を把握しているものは、ネット通販の定期購入で割引購入し、日々の食料品もできる限り週1回まとめ買いをするようにしています。

日々の買い物については「 買うものを決めて行きそれ以外は絶対に買わない 」スタイルにするか、「 使う金額を決めてそれ以上は絶対に使わない 」スタイルのどちらかを徹底的に意識することで、無駄な出費を抑えることができます。

水を出すときハンドルの位置をチェックする

最近の一般家庭に多い混合水栓。ハンドルの位置で水が出たりお湯が出たりしますが、水でいいのにハンドルがお湯側になっていることはありませんか?

ガス給湯器の場合、ハンドルがお湯側に向いた状態で水が出始める時点で、ガス火が点火されてしまいます。手を洗うだけのときなど、お湯側になっていてもすぐにお湯が出てくるわけではないので気づきづらいですが、その度にガス給湯器が点火されていてはもったいないです。オール電化の場合も、無駄にお湯を使ってしまうのはもったいないですよね。水を使うときは必ずハンドルの位置を完全に水側にして使い、お湯が必要な場合は使い終わったら、ハンドルを水側にしています。

電気料金が安い時間帯を意識する

これは万人に共通する節約技ではありませんが、筆者の家は夜間(午前1時から6時まで)の電気料金が安く、それ以外の時間は割高になる契約をしているため、電気を使うものは時間帯を意識しています。

例えば、洗濯機や食器洗い乾燥機、掃除機などの充電は深夜料金の時間帯に。またポータブル電源を活用し、天気のいい日はソーラーで充電をし、太陽がさほど出ていない時期は深夜にポータブル電源を充電し、日中のパソコン作業などはポータブル電源から使うようにしています。

売れるものは売る

これは節約とは違いますが、以前よりもフリマアプリを利用して不要なものは売るようにしています。少しでも「もう要らないかな?」と思うものはフリマで売ることを習慣にしていると、何かを買おうとするときに売る手間を考えるようになり、買う手が止まるようになります。

まだまだ続きそうなこのインフレ。ライフスタイルや家族構成によって、効果が出やすい節約は違いますが、諦めずに少しでも節約になりそうなことを試してみてはいかがでしょうか。

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