「できるかな」ノッポさん・高見のっぽさん死去、88歳 昨年9月に心不全で 最終回の「声」も話題に

NHK教育番組「できるかな」の「ノッポさん」として知られる俳優、作家の高見のっぽさんが、22年9月10日に心不全のため都内の病院で死去していたことが10日分かった。88歳。葬儀は近親者で行った。

高見さんは京都府出身。俳優などで活躍した父に付き従ううちに芸能界入りした。1967年から教育テレビ(Eテレ)の番組「なにしてあそぼう」「できるかな」に出演。相棒のキャラクター「ゴン太くん」と、言葉を話さずに工作をする「ノッポさん」役を90年3月まで続けた。

子供のみならず、幅広い世代に親しまれた。「できるかな」最終回ではノッポさんが「あーあ、しゃべっちゃった」と声を出して挨拶したことも話題となった。

NHK「みんなのうた」の「グラスホッパー物語」(2005~06年)では、おじいさんバッタに扮して歌声を披露した。

(よろず~ニュース編集部)

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