「ガチャコン!」の映画監督、Uターンした故郷・滋賀でワークショップ

映画づくりへの思いを語るムラヤマ監督(県庁)

 近江鉄道を舞台にした映画「ガチャコン!」などを監督した滋賀県東近江市出身の映画監督ムラヤマ・J・サーシさん(46)=本名・村山知資=が5月中旬から、同市の八日市コミュニティセンターで、映画づくりのワークショップを開く。ふるさとで映像作品を作る楽しさを広めようと、東京からUターンした。

 ムラヤマさんは、お笑い芸人として吉本興業などに所属した後、独学で映像の世界へ。アニメーションの脚本やショートムービーの制作を手掛け、映画「シン・ゴジラ」(2016年)に出演したこともある。

 地元で撮影を行った「ガチャコン!」の制作を機に、今年4月に帰郷。人材育成のため3コースのワークショップを設ける。

 監督コースは10日、演者コースは11日、脚本コースは12日から週1回、午後7時半から開催する。コースを横断して制作し、9月ごろまでにショートムービーの完成を目指す。

 このほど滋賀県庁で記者会見したムラヤマさんは「『映画を撮りたい』と言う人は多いが、実際に撮る人はほとんどいない。スマートフォンで撮影から編集までできるので、やりたい人をバックアップしたい」と話す。

 受講料は1回千円で、県内在住の中学生以上が対象。受講希望者は各コースのLINEグループに参加する。参加方法など問い合わせは、主催のまちづくり団体「あいのみ企画室」の奥村清和代表090(5251)3376へ。

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