東証反落、120円安 利益確定売り優勢

 10日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落した。終値は前日比120円64銭安の2万9122円18銭。前日に約1年4カ月ぶりの高値を付けたことから、当面の利益を確定する売りが優勢だった。

 東証株価指数(TOPIX)は11.64ポイント安の2085.91。出来高は約13億1500万株だった。

 半導体製造に関連する銘柄の下げが目立った。前日の米国市場で半導体関連の銘柄で構成する指数が下落した流れを受けた。香港や上海などのアジア市場が軟調に推移したことも投資家心理を冷やした。

 堅調な決算や株主への利益還元策を発表した銘柄には買いが入った。

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