10日、バルセロナに所属しているスペイン代表MFセルヒオ・ブスケツが、今季限りでクラブを離れることを公式発表した。
ジョゼップ・グアルディオラ監督が率いたバルセロナのBチームでレギュラーを獲得し、その後19歳でトップチームへと引き上げられたセルヒオ・ブスケツ。
2008年にプロとしてもデビューを飾ると、バルセロナの絶対的なアンカープレーヤーとして欠かせない選手となり、15シーズンで30ものメジャートロフィーを獲得してきた。
34歳になった彼はバルセロナに残ることを求めていたものの、財政難となっているクラブからは「70%の減給」という厳しい提示を受けることになり、それを受けて退団を決意したという。
ブスケツは退団に際してのSNSの投稿において、以下のようなコメントをバルセロナのファンに向けて残している。
セルヒオ・ブスケツ
「このエンブレムを付けることができたのはとても光栄であり、誇りの源だった。しかしすべてのことに終わりは来るものだ。
簡単な決断ではなかった。しかしその時は来てしまった。僕の旅をともに歩いてくれたすべての人々、バルセロナの会員やファンに感謝したい」
「忘れられない旅になった。子供の頃から、スタジアムを訪れたり、テレビで試合を見たりして、このユニフォームを着てカンプ・ノウで戦うことをずっと夢見ていた。しかし現実はすべての夢を上回った。
ユースから昇格した時、このバルセロナという世界最高のクラブで15年間もプレーすることになると言われても、まるで信じられなかっただろうね」
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なお、移籍先についてはまだ発表されていないものの、おそらくサウジアラビアリーグになるのではないか?と伝えられている。