レイズがリリーフ左腕ディークマンを獲得 通算612試合登板のベテラン

日本時間5月11日、レイズはホワイトソックスを同7日にリリースされていたベテラン左腕のジェイク・ディークマンをメジャー契約で獲得したことを発表。レイズは救援左腕のギャレット・クレビンジャーが日本時間5月8日の試合で右ひざを故障して今季絶望となっており、早急に動いた形となった。ディークマンは今季年俸350万ドルとなっているが、レイズがこれを負担する必要はなく、メジャーリーグの最低年俸のみを払うこととなる。なおディークマン獲得に伴い、枠空けのためリリーフ右腕のチェイス・アンダーソンがDFAとなっている。

現在36歳のディークマンは、2012年にフィリーズでメジャーデビューすると、7球団を渡り歩き612試合にリリーフ登板。キャリア通算でイニング以上の三振を記録する高い奪三振能力を武器に重要な場面を多く任され、通算173ホールドをマークしている。2022年にはレッドソックスと2年総額800万ドルの契約を結んでいたが、夏にトレードでホワイトソックスに移籍すると、以降防御率6点台と成績が低迷。今季は13試合に投げて与四球13、奪三振11で防御率7.94とさらに数字を悪化させていた。

今季メジャートップの勝率を誇るレイズは、日本時間5月10日終了時点でメジャー3位のリリーフ防御率3.01と安定したブルペン陣を揃えている一方で、リリーフの奪三振率7.26はメジャー29位と課題も見せており、三振を取れるディークマンに白羽の矢が立った。レイズのケビン・キャッシュGMは「彼の投球はここ数シーズンずっと安定していた」とディークマンを評価。「彼のゾーンを取り戻してあげることさえできれば、我々のブルペンにとっていい補強となるだろう」と期待をこめた。

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