ビリー・アイリッシュ、ドレイク「Hotline Bling」の短いカバーを配信

現地時間2023年5月9日、先月からTikTokで人気を集めていた、ビリー・アイリッシュによるドレイクの「Hotline Bling」のカバーの公式バージョンが解禁された。元々は、ビリーが約5年前にSoundCloudで公開したもので、今回各ストリーミング・サービスで初めて視聴できるようになった。

「Hotline (edit)」と題されたカバーの新バージョンは、わずか1分となっている。ビリーの兄フィニアスがプロデュースし、2018年6月にSoundCloudに投稿されたカバーのオリジナル・バージョンはその倍の長さで、新作はオリジナルの後半部分のみを収録している。

21歳のビリーは、ドレイクによる2015年のアップテンポな大ヒット曲をスローダウンさせており、リバーブ、ゆったりとしたウクレレの音色と明るいシンセのカウンター・メロディに乗せて、曲のフックを歌っている。カバーのフル・コーラスと最初のバースは、現在もSoundCloudのバージョンで聞くことができる。

今回の配信リリース以前、ビリーによるこのカバーを入手するのはかなり困難だった。SoundCloud以外では、2017年の楽曲「party favor」も収録された2曲入りの【レコード・ストア・デイ】限定盤に収録されていた。ファンによる動画によると、ビリーは2017年頃のライブで「Hotline Bling」をカバーし、そのまま「party favor」へと突入していたようだ。

今回ようやく正式リリースされたことを受けて、あるファンはYouTubeのコメント欄に「ビリーがこのカバーをアップしてくれるのを何年も待ってたよ」と嬉しそうに綴っている。別のファンは、「この曲がTikTokでバズっててすごく嬉しい。ビリーが私たちだけの秘密だった頃を思い出す。彼女とフィニアスのすべての成功を誇りに思う!!!」と綴っている。

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