福田富一（ふくだとみかず）知事は10日の定例記者会見で、県誕生150年を記念し6月10日に県庁周辺で開催する「県民の日イベント」の内容を発表した。県総合文化センターメインホールでは、福田知事が本県出身のお笑いコンビU字工事とともに、若者に県の未来像を描いてもらう「若者未来デザイン事業」のキックオフ宣言を行う。
会場は県庁や芝生広場など7カ所。同センターでは、U字工事が「県子ども観光大使」に認定された小学生と、本県の魅力について意見交換するステージも予定されている。若者未来デザイン事業は、発表の場となるフォーラムを来年2月に開催する。
子育て世代に人気のグループ「歌う海賊団ッ！」のコンサートも開かれる。
県議会議事堂には、高校生の合唱団やマーチングバンドなどが登場。宇都宮ブレックスなどプロスポーツチームのチアダンスも披露される。県庁前の県民広場には、各市町の名物料理などを提供する飲食ブースが4年ぶりにお目見えする。
福田知事は「幅広い世代に楽しんでもらえる内容を企画した。ふるさと栃木への思いと愛着を深め、新しい栃木づくりに向かう契機としていきたい」と来場を呼びかけた。
6月15日の県民の日は、1873（明治6）年6月15日、当時の栃木、宇都宮両県が合併し、ほぼ現在と同じ姿の県が誕生したことを記念し、制定された。
今年のイベントは午前10時〜午後3時。「歌う海賊団ッ！」のコンサートは事前申し込みが必要となる。(問)県誕生150周年イベント事務局028.634.1255。
