東証、午前終値2万9062円 続落、円高を嫌気

 11日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が続落した。外国為替相場で円高ドル安が進行したのを嫌気した売りが出た。一時2万9000円割れ寸前となった。

 午前終値は前日終値比60円14銭安の2万9062円04銭。東証株価指数(TOPIX)は6.31ポイント安の2079.60。

 東京外国為替市場の円相場が対ドルで前日比1円超の円高水準となり、株式市場では輸出企業の収益が伸び悩むとの懸念から売りが優勢だった。

 一方、決算で好業績や自社株買いなど株主還元方針を公表した個別銘柄には買いも入り、平均株価は上昇に転じる場面があった。

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