今ホットな人口知能「ChatGPT」。世界のネットワークに存在する情報を参照し、ユーザーの質問に答えてくれるAIだ。
今回はそんな「ChatGPT」に対し、30周年を迎えたJリーグにおいて「最も成功を収めたクラブのTOP5はどこ?」と聞いてみたぞ。
5位:ガンバ大阪
Jリーグ優勝:2回
リーグカップ優勝:2回
天皇杯優勝:4回
ACL優勝:1回
5位に選ばれたのはガンバ大阪であった。遠藤保仁や宮本恒靖、山口智、橋本英郎、二川孝広などを擁した黄金期には、J2から昇格したシーズンにJ1優勝、AFCチャンピオンズリーグ優勝など数多くのタイトルを獲得した。
このところはなかなか結果が出ない年が続いているものの、現在でも素晴らしいスタジアムと数多くのサポーターを持つビッグクラブの一つである。
ChatGPTは「ガンバ大阪は、Jリーグ開幕以降、常に上位を争うクラブの1つで、豊富な経験と強力なチームを持つことで知られています。これまでに3回のJリーグ優勝、4回の天皇杯優勝、1回のACL優勝を果たしています」とJ2優勝も含めて評価している。
4位:名古屋グランパス
Jリーグ優勝:1回
リーグカップ優勝:1回
天皇杯優勝:2回
ACL優勝:なし
Jリーグ創設から存在する「オリジナル10」の一つ。2000年代終盤から2010年代前半には日本屈指の強豪として君臨し、ドラガン・ストイコヴィッチ監督の下ではJリーグを初制覇。AFCチャンピオンズリーグにも常連となっていた。
一時は再び調子を落としたものの、今年は長谷川監督の下で序盤から白星を重ねており、久しぶりの優勝を狙える位置につけている。
ChatGPTは「名古屋グランパスは、Jリーグが開幕してから比較的後に設立されたクラブですが、その後の成績は非常に優れています。これまでに3回のJリーグ優勝、1回の天皇杯優勝を果たしています」とやや創設年やタイトル数の面で勘違いしている部分はあるようだが、成績については高く評価しているようだ。
3位:横浜F・マリノス
Jリーグ優勝:5回
リーグカップ優勝:1回
天皇杯優勝:2回
ACL優勝:なし
日産自動車サッカー部からJリーグに参加し、開幕戦でヴェルディ川崎と対戦した横浜マリノス。その後横浜フリューゲルスを吸収合併する形で名称を変更した。
2000年代初頭には岡田武史監督の下で2度のリーグ優勝を果たすなど黄金時代を過ごし、さらに2010年代終盤から現在にかけてはシティ・グループの経営参加もあってその力を一気に伸ばした。現在もJリーグで「一度も降格したことがない」貴重なクラブの一つである。
ChatGPTは「横浜F・マリノスは、Jリーグ開幕当初から存在しているクラブで、常に上位を争う強豪クラブの1つです。これまでに4回のJリーグ優勝、3回の天皇杯優勝、1回のACL優勝を果たしています」と評しており、ややタイトル数に勘違いがあるようだ。
2位:浦和レッズ
Jリーグ優勝:1回
リーグカップ優勝:2回
天皇杯優勝:4回
ACL優勝:3回
意外なことにJリーグの完全優勝は1回しかないものの(ステージ優勝は3回)、天皇杯では4回、AFCチャンピオンズリーグに至っては3回もの優勝経験を持っている浦和レッズ。
Jリーグ創設からしばらくは万年下位のチームであったが、2000年代前半に急成長。圧倒的なホームスタジアムでの応援をバックに強さを見せ、2010年代に至るまで数多くのタイトルを獲得した。
なおChatGPTは「浦和レッズは、1993年のJリーグ開幕以来、常にトップクラスの成績を残しているクラブの1つです。これまでに8回のJリーグ優勝、5回の天皇杯優勝、2回のACL優勝を果たしています。」と、かなりタイトル数については過剰に評価しているようだ。
1位:鹿島アントラーズ
Jリーグ優勝:8回
リーグカップ優勝:6回
天皇杯優勝:5回
ACL優勝:1回
1位に選ばれたのは鹿島アントラーズであった。住友金属のサッカー部を母体にJリーグへと参戦し、開幕前にブラジル代表のレジェンドであるジーコが加入。いまもその「ジーコイズム」を受け継ぎながら戦っている。
Jリーグの優勝回数は歴代最多となる8回。さらにカップ戦やAFCチャンピオンズリーグなど様々なタイトルを獲得しており、さらにオリジナル10の中で横浜F・マリノスと同じく「一度も降格したことがない」貴重なクラブである。
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ChatGPTは「鹿島アントラーズは、Jリーグが開幕した1993年以降、最も成功したクラブの1つです。現在までに8回のJリーグ優勝、5回の天皇杯優勝、1回のACL優勝を果たしており、アジアサッカーの強豪クラブの1つとしても知られています。」と正しく講評している。