トム・ハンクス 次期ジェームズ・ボンドにはイドリス・エルバ推し

俳優のトム・ハンクスは次期ジェームズ・ボンドにイドリス・エルバを推薦しているという。「007」シリーズを降板したダニエル・クレイグに代わり「殺しのライセンス」を与えられるのは、ドラマ『刑事ジョン・ルーサー』などで知られるイドリスが適任だと考えているそうだ。

トムはBBCのインタビューでこう話している。「これを理解して欲しい。ジェームズ・ボンドは殺しのライセンスを持っている。僕はそのライセンスをイドリス・エルバに出すよ。彼がこれまでやってきた仕事だけに基づいてね」

しかしイドリス本人は次期ボンド役となることはないとして、今年こう説明していた。「多くの人が『J』で始まり『B』で終わる、もう1人のキャラクターについて話しているけど、僕はその男にはならない。僕はジョン・ルーサーになるんだ。それが僕だよ」

一方でトムは、映画界での自らキャリアにインスパイアされた初の小説『ザ・メイキング・オブ・アナザー・メイジャー・モーション・ピクチャー・マスターピース』を執筆。スーパーヒーロー・アクション映画のメイキングを描いた同小説には、エキセントリックな監督や、撮影現場を混乱させるわがままな俳優など様々なキャラクターが登場する。

俳優達を「泣き虫で、精神的に崩壊した、現場内外でのアルコール中毒者」と小説内で表現するトムは、自身も、いつも完璧だったわけではないとして「映画セットで、皆が毎日最高の振り舞いをしているわけではない」「私は、様々な意味で自分の人生が崩壊している時に、プロフェッショナルになるのに苦労した日もあり、その日に私は面白く、チャーミングで愛に溢れていることを求められていた。それは私が全く感じていないことだった」と話している。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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