市民カスハラ「苦慮」8割 福岡県警1万人アンケート

福岡県警察本部=2020年10月

 福岡県警は市民から受ける暴言や誹謗中傷への対応に当たるために、職員に実態を尋ねるアンケートを実施し、11日結果を公表した。「苦慮したことがある」と回答した職員が約8割に上った。県警は、顧客が従業員に威圧的な言動などを突き付ける「カスタマーハラスメント(カスハラ)」と位置づけ、今後対策を進める。

 県警は昨年12月、警部以下の県警職員約1万2千人を対象にアンケートを実施。約1万人から回答を得た。対応に苦慮したことで心身に影響があったと回答した職員は約3500人いた。

 全体で、対応に苦慮したことが「ある」は82%。苦慮したことは「ないが見たことがある」8%、「ない」が10%。

© 一般社団法人共同通信社