【特区外部委託】コンソーシアムに日本保険薬局協会加盟企業も参加表明/首藤会長「どういう方向に向かっていくかの確認も含めて参加」

【2023.05.11配信】ファルメディコが5月11日に立ち上げた「薬局DX推進コンソーシアム」。当面、大阪府を中心に、調剤の一部外部委託に関する国家戦略特区事業を共同実施するとしている。同日よりメンバーの募集を開始し、5月中旬には正式に結成、5月下旬をメドに共同して特区事業の再提案を目指すという。 このコンソーシアムにはすでに10社が参画することを表明しているが、この中にはNPhA加盟企業もあることから、NPhAの同日の会見でこれに関する質問が出た。これに対し協会会長の首藤正一氏は「どういう方向に向かっていくかの確認も含めて参加」との考えを示した。

協会の会見の場で、記者から「薬局DXコンソーシアムに、協会加盟企業の名前もあるが、改めて協会として外部委託への見解を聞きたい」と質問が出ると、首藤会長は「これについてはなかなかコメントが難しい」と前置きした上で、確認を含めた意味での参加だとの考えを示した。

「特区での検証が行われることに関して、NPhAの企業もそこに参加をしてどういう方向に向かっていくのかということの確認も含めて参加をしているという理解をしている。まったく無視して進められても困るので、ここでどのようなことが行われ、どういう方向に向いていくのか。おかしなことがあればコンソーシアムの中で指摘もしていける。そういった意味での参加だと理解していただければいいと思う」(首藤会長)と述べた。

なお、コンソーシアムに参加表明している企業は以下の通り(50音順、令和5年5月11日時点)
株式会社アインファーマシーズ
エース・クリエイト株式会社
クオール株式会社
株式会社スギ薬局
日本調剤株式会社
ネオプラスファーマ株式会社
株式会社バードファーマシー
ファルメディコ株式会社
株式会社ペガサスメディカル
RISE株式会社

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