猛暑による作業停止に3段階の警告

労働者の熱中症を防ぐため、特区政府労工処は5月15日から新しい「作業時の熱中症防止ガイドライン」を推進する。9日付香港各紙によると、ガイドラインには新たに「猛暑警告」が設けられ、黄、赤、黒の3段階に分けられる。雇用主はそれぞれの段階の警告に応じて労働者の休憩時間または作業停止を手配しなければならない。労工処の担当官は、仮に職員の熱中症によって事故または争議が発生した場合、法執行部門はガイドラインを参考にして「職安健条例」に基づいて起訴することが可能だと説明した。新たに設けられる警告は気温、湿度、空気の流動などの要素に基づいて計算された指数を発表し、指数が30~32は黄、32~34は赤、34以上は黒の警告を発令する。ガイドラインでは職種に応じて「軽労働」「中等労働」「重労働」「極重労働」に分類し、それぞれの職種でそれぞれの警告の下での休憩時間を提案。例えば屋外の建設作業員は「極重労働」となり、黄色警告では作業時間15分ごとに45分の休憩を取らなければならない。

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