【シンガポール】JR東、鉄道工事・保守事業社を完全買収へ[運輸]

JR東日本は11日、鉄道の軌道工事や保守事業を手がけるシンガポールのゲーツ・PCM・コンストラクションの全株式を取得する契約を締結したと発表した。国際事業の拡大と安定化を図るのが狙いだ。

今後3年以内に、一定の条件を満たすことを要件として段階的に全株式を取得する。株式取得額に関する情報は公表していない。

シンガポールでの新規案件の受注に加え、周辺地域への事業拡大を目指す。将来的には東南アジアにおける軌道工事・保守事業の営業拠点としたい考えだ。

JR東日本は、海外ではタイなどで事業を展開している。2018年に発表したグループ経営ビジョン「変革2027」で「国際事業のビジネスモデル構築」を掲げており、今回はその取り組みの一環となる。

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