春の全国交通安全運動(～20日)の街頭キャンペーンが11日、茨城県つくば市吾妻のつくば中央公園で開かれ、自転車競技を題材にした人気漫画「弱虫ペダル」作者の渡辺航さんがつくば署の一日署長を務め、自転車乗車時のヘルメット着用を呼びかけた。
キャンペーンは同署が主催し、同市やボランティア団体など約300人が参加。渡辺さんは同市を拠点とする自転車競技チームの監督も務めており、メンバーとともに出席した。
たすきを身に着けて参加した渡辺さんは、「ヘルメットは転んだ時に衝撃を吸収して体を守ってくれる。ヘルメット着用で自転車を楽しんで」と呼びかけた。つくば駅周辺では、通行人に啓発品を配り、反射材の着用や思いやり運転なども訴えた。
県警交通総務課によると、今年に入り、自転車乗車中の交通事故で死亡したのは6人(10日現在)。いずれもヘルメット非着用だったという。
