一足早い初夏の味覚に感謝 村山・大久保小の給食にサクランボ

地元で栽培された加温サクランボが給食に出された=村山市大久保小

 村山市大久保小(冨樫和浩校長)で11日、地元の農家が加温ハウスで育てたサクランボが給食に出され、児童たちが旬より一足先に初夏の味覚を味わった。

 このサクランボは学校給食の材料を供給している地元の「食材応援団」(高谷太代表)が温室栽培し、露地に比べ1~2カ月早く出荷され、高値で取引されている。この日は、ホットドッグ、野菜サラダ、パンプキンシチューとともに、佐藤錦が1人2粒ずつ給食トレーに載せられた。

 生産者の森諭平さん(30)さん=同市大久保甲=が「色の違いで味も違う。楽しんで食べてほしい」とあいさつ。児童たちはアクリル板越しながらも友達と話しながら楽しく食事。5年の高橋恵さん(10)は「楽しみにしていたのでうれしい。とっても甘い」と笑顔で頬張っていた。

地元で栽培された加温サクランボが給食に出された=村山市大久保小
地元で栽培された加温サクランボが給食に出された=村山市大久保小

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