県警は11日、県警本部で定例の警察署長会議を開いた。丸山彰久本部長は、新庄署真室川駐在所に勤務する30代男性巡査長が誤って拳銃の実弾1発を発射した事案について「地域住民に大きな不安を与えた。重く受け止めている」と述べた。
県内各署長と本部の所属長以上の約70人が出席した。丸山本部長は冒頭、先月27日夜に発生した拳銃誤発射について「現在、背景や原因について必要な調査を行っている。後日、改めて再発防止を含め指示する」と述べ、適正な拳銃の取り扱い徹底を求めた。
今年2月の寒河江市のふるさと納税を巡る贈収賄事件に関し、「社会的な反響が極めて大きい。構造的な不正をあばき出し、県民の期待に応え続けるため、さらなる情報収集が必要」と強調した。