岩手の魅力、台湾へPR 現地関係者ら、平泉など観光地を訪問

猊鼻渓で舟下りを体験する台湾からの一行

 台湾の旅行会社やメディアの関係者が岩手県を訪れている。花巻空港との国際定期便再開に合わせ、旅行企画や情報発信による誘客増を目指し県が招いた。13日まで主要観光地を巡る。

 訪れたのは旅行会社や航空会社の10人と、新聞社やテレビ局などの12人。再開した10日の初便で来県し、11日は奥州市のえさし藤原の郷(さと)や平泉の中尊寺などを訪れた。

 一関市の猊鼻渓では舟下りを体験。渓谷の見どころや船頭のげいび追分に耳を傾け、絶景にスマートフォンのカメラを向けた。台北市内の旅行会社に勤務する徐(じょ)堅銘(けんめい)さん(43)は「景色の素晴らしさを実感できた。大谷翔平選手の出身地というプラス要素を生かし、岩手をPRしていきたい」と見据えた。

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