島田珠代、芸歴35年で初のNGK座長に 新喜劇の盟友と記念公演 定番ギャグはコンプライアンスも吹き飛ばす?

「パンティーテックス」のギャグで再ブレイク中の島田珠代=大阪市中央区

 ハイテンションなギャグで再ブレイクしている吉本新喜劇、島田珠代の芸歴35周年を記念した公演が16~22日、なんばグランド花月(大阪市中央区)である。盟友の藤井隆のほか、辻本茂雄や浅香あき恵らが出演予定で、「家族のようなメンバーでどんな公演になるか今から楽しみですぅ」と笑顔で語った。(津田和納)

 1988年に17歳で吉本興業に入社し、ピン芸人として活動。心斎橋筋にあった二丁目劇場(閉館)でダウンタウンから「よくしぼられる」日々を送った後、新喜劇で頭角を現した。

 「いつまでも9年目みたいな雰囲気でやってきたけど、最近はファンにも珠代姉さんと呼ばれるようになりました」と島田。「私なんかが…」とずっと避けてきた周年公演だが、35年の節目に初めてNGKで座長を務める。

 コンプライアンスが厳しくなった一時期は定番のギャグを「山あり、谷あり、夢があり~」と変えるも、すぐに「沼地あり~」と戻した。「お客さんの顔色や層を見て上品にしようと思ったこともあったけど、今はありません」と話す。

 お笑い界では、身一つのギャグで世界進出が話題。「40周年までに新しいギャグも生み出して、海外のオーディション番組も視野にやっていきたい」と意気込んだ。

 1階席4800円。2階席4300円。落語と漫才の上演も合わせてある。チケットはインターネットから購入できる。FANYチケットTEL0570.041.356

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