閉店したパチンコ店「昭和レトロ」な商業施設に再生 京都、パチンコ台が棚に

元パチンコ店を改装した複合商業施設の内覧会(福知山市駅前町・銀鈴ビル)

 JR福知山駅前の活性化を目指し、京都府福知山市駅前町の元パチンコ店の空きビル「銀鈴ビル」を改装した複合商業施設が完成した。地元食材を使った洋菓子店や美容室など8店舗が順次開業する。

 銀鈴ビルは1967年に作られた3階建て鉄骨造り。パチンコ店は2020年1月に閉店した。駅前のまちづくりを進める福知山フロントが1、2階部分(延べ床面積約730平方メートル)を改装した。

 「昭和レトロ」をテーマに、パチンコ台を棚に活用したり、ガラス張りの壁をそのまま利用したりしてパチンコ店の趣を残した。

 4月29日には内覧会が開かれ、親子連れらが一足先に新店の雰囲気を味わった。

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