性暴力根絶へ共に行動 那覇でフラワーデモ 児相職員事件に抗議も 沖縄

 性暴力の根絶と刑法改正を訴える「フラワーデモ」が11日、沖縄県那覇市泉崎の県民広場で開かれた。
  18人が参加し「私たちはひとりじゃない」などと書かれたプラカードを掲げ、言葉を発することなく街路に立つサイレントスタンディングを行った。
 デモの参加者には、9日に児童福祉司の男性が県内小学校で女児にわいせつな行為をしたとして逮捕された件を受けて足を運んだ人も多数いた。
 県内大学に通う学生(21)も事件を受けて初めてデモに参加した。「事件発覚まで被害児童が被害者だと理解できていなかったことを新聞で知った。何が良くて何が悪いのかを理解するためにも(性)教育が必要なのでは」と語った。
 大学のゼミでジェンダー論を学んだ男性(25)は「男性が暴力性や加害性を自覚し、(事件加害者の)同性として責任を持つべきだ」と男性が学び行動する必要性を訴えた。
(西田悠)

© 株式会社琉球新報社