岩手県内最大の風力発電所が稼働 住田遠野ウインドファーム

稼働した大規模風力発電所「住田遠野ウインドファーム」=11日、遠野市小友町

 遠野市と住田町境の大規模風力発電所「住田遠野ウインドファーム」は11日、稼働した。再生可能エネルギー事業を手がけるグリーンパワーインベストメント(GPI、東京都港区、坂木満社長)が整備。27基の風車による最大出力は11万3400キロワットで、岩手県内最大となる。

 同社によると、発電所は遠野市小友町と住田町下有住の牧場跡地や国有林野29ヘクタールに、出力4200キロワットの風車を27基設置した。森林機能低下防止へ沈砂地を設け、のり面を緑化。イヌワシの生息地と重なることから、えさ場確保など環境保全にも配慮した。

© 株式会社岩手日報社