Xゲーム開幕 五輪スケボー"金"西矢椛選手ら登場 アクションスポーツの世界的大会 ZOZOマリンスタジアム

開幕したXゲーム=12日、千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアム

 千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアムで12日、アクションスポーツの世界的競技大会「Xゲーム」が開幕した。第1日はスケートボード女子ストリートや自転車BMXパークなどの予選が行われ、東京五輪金メダルの西矢椛選手らが登場。市が招待した小学生ら約4100人が世界トップレベルの技を“目撃”した。

 Xゲーム千葉大会は昨年に続いて2回目。14日までの3日間、スケートボードとBMX、モトエックス(バイク)の計3競技に世界のトップアスリート約110人が参戦する。

 第1日は西矢選手をはじめ、自転車BMXフリースタイル・パークで世界選手権王者の中村輪夢選手、スケートボード女子パークの前回銀メダリスト、開心那選手らが出場。華麗な演技を次々と披露した。同パークの前回王者で東京五輪金メダルの四十住さくら選手は右膝負傷で欠場が決まっている。

 スケートボード女子ストリートの西矢選手は予選を2位で通過。試合を振り返り「50点。1本目は完璧に飛んで、2本目はだめだったので」と冷静。決勝は「自分のやりたいことをちゃんと決めたい」と意気込んだ。

 同市緑区の中村尚孝さん(45)は市民招待に応募し、妻や子ども2人と一緒に超一流の演技を観戦。「昨年の試合をテレビで見て、会場の雰囲気を味わいたいと思っていた。生で見ると迫力が違う」と興奮した様子で話した。

 同市中央区の登戸小は5、6年生計約150人が来場。5年生の穗積拓海さん(10)は「楽しみだった」と声を弾ませる。選手らの演技を見て「手すりに乗って滑るところがすごかった」と笑顔を見せた。

 スタジアムの外周には、千葉の特産が味わえるフードコーナーを開設。スケートボードや自転車BMXを体験できるコーナーも設けられている。

 13日の第2日はスケートボード女子ストリートや同パークの決勝などが行われる予定。

スケートボード女子ストリートの予選。1本目を終え、笑顔を見せる西矢選手=12日午後、千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアム

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