広島銀行などを傘下に置くひろぎんホールディングスの昨年度の決算は、保有株式の株価下落などにより減益となりました。(12日発表)
ひろぎんホールディングスの去年4月からことし3月までの通期の決算は、売上高にあたる経常収益が前年比およそ10パーセント増の1602億円でした。
一方、最終的なもうけを示す純利益は、前の年よりおよそ45パーセント減って125億円でした。
減少の大きな要因は、保有株式の株価下落などに伴う減損損失を計上したためだということです。
ひろぎんホールディングス 部谷俊雄 社長
「残念な決算の一言に尽きる。マーケットの急変などの要因で債券の売却損・株式の評価損を計上せざるを得なかったということで本業の積み上げをカバーできず、下方修正せざるをえなかった」
今年度についてはグループの連携をさらに強化することなどで純利益の目標を275億円としていて、「本業を積み上げていけば達成できる見込みだ」としています。