春季高校野球県大会、組み合わせ決まる 序盤に実力校対決も

各地区予選を勝ち抜いた24校の対戦カードが決まった組み合わせ抽選会=山形市・山形工

 第70回春季東北地区高校野球県大会の組み合わせ抽選会が12日、山形市の山形工で開かれ、各地区予選を勝ち抜いた24校の対戦カードが決まった。昨秋の県大会を制した山形中央はCブロック、昨夏の甲子園を経験した鶴岡東はBブロックにそれぞれ入ったほか、序盤で実力校同士の対戦も見込まれる。

 Aブロックは昨秋4強の九里学園が東海大山形―山形工の勝者と対戦する。同3位の山形城北は1回戦で酒田光陵と当たり、勝ち上がった方が最北地区シードの新庄北とぶつかる。Bブロックは鶴東が昨夏4強の新庄東と春季県大会初出場の米沢東の勝者、庄内地区シードの酒田東が山形商と山形南の勝者と、それぞれ戦う。

 Cブロックの山中央は惺山―米沢興譲館の勝者が相手となる。昨春王者の羽黒と鶴岡南の勝った方が村山地区シードの山形学院と対戦する。Dブロックは1回戦で強豪・酒田南と米沢中央が対戦し、勝てば置賜地区シードの米沢工と相まみえる。村山地区シードの日大山形は創学館―新庄神室産の勝者とぶつかる。

 天候不良で試合が中断した場合、翌日以降に中断時点からの試合の続きを行う継続試合を導入。タイブレークは延長10回からとする。

 大会は20日に開幕し、米沢市営野球場、中山町のヤマリョースタジアム山形(県野球場)、山形市のきらやかスタジアム、天童市スポーツセンター野球場の4会場で1、2回戦を行い、23日の準々決勝は米沢市営野球場とヤマリョースタジアム山形が会場となる。準決勝は27日、決勝と3位決定戦は28日で、会場はいずれも米沢市営野球場。県大会の上位2校が6月7~11日に岩手県で開かれる東北地区大会に出場する。

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