レイズに痛手 先発右腕ラスムッセンが60日間の故障者リスト入り

日本時間5月13日、メジャー最高勝率を記録するなど今季好調のレイズは先発右腕ドリュー・ラスムッセンを右肘の屈筋痛により60日間の故障者リストに登録したことを発表した。ラスムッセンは日本時間5月12日のヤンキース戦に先発し、76球で7回2安打無失点の好投を見せ、今季4勝目を挙げたばかり。レイズはタイラー・グラスノーが開幕から離脱中、ジェフリー・スプリングスもトミー・ジョン手術で離脱するなど先発陣の故障者が目立っており、ラスムッセンの離脱はさらなる痛手となりそうだ。

現在27歳のラスムッセンは2021年途中にブリュワーズからレイズへトレードで移籍したあと、先発投手として急成長を遂げた右腕。昨季は28試合に先発して146イニングを投げ、11勝7敗、防御率2.84、125奪三振とキャリアハイのシーズンを過ごし、今季もここまで8試合に先発して44回1/3を投げ、4勝2敗、防御率2.62、47奪三振と安定したピッチングを続けていた。

ラスムッセンは日本時間5月12日のヤンキース戦では7回2安打無失点の好投を見せ、カイル・スナイダー投手コーチは「レイズに加入してから最も効率のいいピッチングだった」と称賛していたが、7回の最後の打者と対戦している際に右前腕に違和感を覚えたという。また、球速も落ちていたため、ラスムッセンはスナイダー投手コーチと話し合ったうえで、7回76球でマウンドを降りることになった。

ラスムッセンは自身3度目となるトミー・ジョン手術を回避し、後半戦には復帰できることを望んでいる。「手術が必要でないことを願っているよ。肘や前腕に関わる問題は怖い。(手術が必要という診断結果が)出てこないといいね」とラスムッセン。ただし、自身が離脱しても「僕たちにはたくさんのピースがある。僕の代役を務める選手はしっかり成功を収めると思う」と自軍の選手層の厚さに自信を持っており、代役候補のタジ・ブラッドリー、クーパー・クリスウェルらへの信頼を口にした。

なお、レイズはラスムッセンの故障者リスト入りに伴い、ひとまず27歳の救援右腕クリス・マラーのメジャー昇格を発表している。

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