埼玉2例目のイベント「パークラン」開催、世界22カ国に拡大 世界を旅し参加するランナーも!その魅力とは

テストイベントでコースの安全性や距離などを確認し、開催日に向け入念に準備を進める運営ボランティアスタッフら

 埼玉県幸手市の県営権現堂第2公園を会場に、行田市総合公園に次ぎ県内2例目となるコミュニティイベント「パークラン」が13日からスタートする。毎週土曜日の朝、5キロを歩いたり、走ったりするイベントで、老若男女問わず誰もが気軽に無料で参加できるのが特徴だ。現在、発祥の英国を中心に世界22カ国2200カ所以上で開催され、うち日本では32カ所で実施。健康増進や交流を楽しむだけでなく、地域コミュニティーの活性化にもつながっており、活動はさらなる広がりを見せている。

 権現堂第2公園でのイベント発起人は、幸手市在住でランナー歴10年超の松田昭博さん(62)。昨年10月に開園した同園を見て会場に適しているとイベント立ち上げを決意。イベントディレクターとしてランナー仲間とともに準備を進めてきた。「パークランは、グローバルな交流ができるのが最大の魅力。世界を旅して参加するランナーもいるほど。パークランツーリズムという概念が確立されており、地域の観光振興にもつながる」と力説し、テストイベントに参加した佐藤勇一さん(44)も「毎週土曜に必ず誰かがいて仲間と一緒に走れるので活動を継続しやすい」と魅力を語る。

 希望者は「パークランジャパン」ウェブサイトで登録手続きをする。集合場所は、午前8時に同園北側にある東屋前広場。詳細は同サイト参照。

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