水野晃樹にセルティック時代について聞いた!レンジャーズとのダービー「先発出場」の理由

日本時間の本日20:30から行われる、今季最後の「オールドファーム・ダービー」。すでに優勝を決めているセルティックが、レンジャーズのホームであるアイブロックスへ乗り込む。

ここ数年、セルティックでは日本人選手の活躍が目立っているが、10年以上前にも日本人選手が複数在籍していたことがあった。

中村俊輔がクラブのレジェンドになったのと同時期、2008年1月にジェフユナイテッド千葉から水野晃樹がこのスコットランドの名門へ加わっている。

Qolyは先日、37歳となった今季、J3のいわてグルージャ盛岡で「Jリーガー復帰」を果たした彼に単独インタビューを実施!

その中で、水野がオールドファームに出場した際の話を聞いていたので、先行してお届けしたい。(取材日:2023年4月27日)

2008年12月27日、中村が欠場し、水野が先発出場を果たしたホームでのレンジャーズ戦だ。この試合で自身が先発した経緯を水野が振り返る。

『世界最古のダービー』と言われていますし。あの試合も僕の記憶が正しければ、直前になって俊さん(中村俊輔)が体調不良になって。僕が出る…というか(本来は)ベンチ要員だったんですけど、当日ぐらいになって『ナカが出ないから晃樹スタメンだ』と言われました(笑)」

試合は、後半にスコット・マクドナルドのゴールで先制したセルティックが1-0で勝利。いつも通り、熱い闘いが繰り広げられたダービーらしい試合だった。先発した水野は62分に交代でピッチを退いている。

「なんかこう、ダービーだからといって気合が入っていたというよりは、自分にとってはチャンスの1試合という捉え方でしたし。でもやっぱり、ピッチに立つと普段とは違う雰囲気や、もう…いつも激しい内容になるんですけどそれ以上のもの…後ろからスライディングが飛んできたりとか。50:50のボールは本当に相手を殺しにいくくらいの勢いで飛び込んできたりとか。そういう中でできたのが自分の、間違いなく最高の経験でした。ただやっぱその中で自分が違いを見せられたかというと、そうではなかったというのが当時思った感情ですかね」

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Qolyではそんな水野に今回、高校時代の話や、プロ入りしたジェフでのイビチャ・オシム監督との思い出、セルティックへ移籍した経緯、さらには昨年まで2年間の地域リーグでのプレーなど、たっぷり聞いたのでこちらもお楽しみに!

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