きょう14日(日)は、水銀温度計を発明したドイツの物理学者・ファーレンハイト氏の誕生日にちなんで「温度計の日」とされている。
　この先、週半ばは各地で平年より気温が高く、西日本から東北の内陸を中心に30℃以上の真夏日が続出する可能性がある。熱中症など体調管理に気をつけたい。

14日(日)　東・北日本は気温上がりにくい

　「温度計の日」のきょう14日(日)の予想最高気温は、東日本や北日本では20℃前後の予想。雨が降ったりやんだりで日差しが少ないため、空気はややヒンヤリと感じられそうだ。昼間も羽織る物があるといいだろう。晴れ間の出る西日本では24℃前後で、25℃以上の夏日になる所もある見通し。

　ただ、西日本では急な雨や雷雨となるおそれがある。雨が降ったあとは気温が急激に下がる可能性があるため、西日本でも念のため羽織る物があると安心だ。

週半ばは福島33℃予想など今年1番の暑さ

　あす15日(月)も西日本では日差しが届いて夏日になる所がある予想。一方で、東日本や北日本は20℃に届かない所が多く、東京の予想最高気温は17℃で冷たい雨になりそうだ。
　その先、週半ばは晴れる所が多く各地で気温は上昇。西日本から東北の内陸を中心に、30℃以上の真夏日が続出する可能性がある。18日(木)の福島は33℃の予想で、今年これまでで1番の暑さとなりそうだ。

だんだんと本格的な暑さに　熱中症対策を

　また、向こう1か月は暖かい空気に覆われやすい見通し。平均気温は北日本ほど高く、東日本は平年並みか高い予想だ。西日本ではほぼ平年並みで、梅雨入りが近い沖縄・奄美は平年並みか低い見込み。
　東日本や西日本では、だんだんと最高気温25℃以上の夏日が続くようになりそう。こまめに水分補給を行い、風通しのよい服装を選ぶなど本格的に熱中症に気をつけて過ごした方がよさそうだ。

（気象予報士・鈴木悠）