岸田総理「G7広島サミット初日に各国首脳を平和公園で迎える」 会場など視察

岸田総理は、G7広島サミット初日の19日に各国の首脳を平和公園で出迎えると、きのう(13日)、明らかにしました。

岸田総理(グランドプリンスホテル広島・きのう)
「この難しい厳しい国際情勢を考え合わせると、日本の歴史においても最も重要なサミットになると感じています」

きのう(13日)、サミットの視察で広島を訪れた岸田総理は、各国首脳の訪問が予定されている平和公園も見て回りました。

報道陣に対し岸田総理は、「被爆の実相をしっかり伝えていくことは、核軍縮に向けたあらゆる取り組みの原点だ」と語りました。そのうえで…。

岸田文雄 総理
「19日サミット冒頭、訪日するG7首脳夫妻を平和記念公園でわたし自身が家内とともに出迎えることを予定しています」

原爆資料館の見学や被爆者との対話など平和公園でのスケジュールや内容については、「会議のぎりぎりまで調整が続く」との認識を示しました。

そして、「G7広島サミットでは、ロシアが行っているような核兵器による威嚇、ましてや使用はあってはならず、広島と長崎に原爆が投下されてから77年間、核兵器が使用されていない歴史をないがしろにすることは決して許されないというメッセージを力強く世界に発信したい。そのために、平和記念公園での行事などについて細部を含め、しっかりとこれから詰めを行っていきたい」と述べました。

平和公園の視察に同行した広島県の湯崎知事と広島市の松井市長は…。

広島県 湯崎英彦 知事
「首脳のみなさんが、平和公園に来られるということ、まず、それが非常に大きな1歩…、大きなことだと思いますので」

広島市 松井一実 市長
「ぜひ関係の閣僚の方がたには被爆の実相を直に見ていただくということを強く期待しています」

岸田総理はこのあと、原爆資料館の中も視察し、平和公園を後にしました。

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