久慈高、つなぐ「進取貫道」の精神 創立80周年記念式典

創立80周年を祝い、息の合った音を響かせる吹奏楽部

 久慈高(藤田知彦校長、生徒398人)は13日、久慈市川崎町のアンバーホールで創立80周年を記念する式典や講演会などを行い、関係者らが節目を祝った。

 マンドリン部、音楽部、吹奏楽部が演奏を披露。マーチ「ペガサスの夢」など4曲を奏でた吹奏楽部の津田花音(かのん)部長(3年)は「80周年を華やかに飾れる曲を選んだ。多くの人に聞いてもらえてうれしかった」と笑顔を見せた。

 式典は生徒や保護者、関係者ら約700人が出席し、藤田校長が「社会が急激に変化する中、校是の『進取貫道』の精神がますます大切になる。諦めない心で未来を開くよう一丸で教育にまい進する」と見据えた。

 同校は1943(昭和18)年に久慈高等女学校として設立され、これまでに約1万3千人が卒業した。

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