地域政党「ふくいの党」立ち上げ…初当選の県議ら福井県内の地方議員6人 「政治のイメージ変え、選択肢目指す」

地域政党「ふくいの党」を結成した代表の山岸みつる県議(左から3人目)らメンバー=5月11日、福井県議会議事堂

 4月の福井県議選で初当選した山岸みつる県議(鯖江市選挙区)、堀居哲郎県議(敦賀市選挙区)ら福井県内の地方議員6人が5月11日、地域政党「ふくいの党」を結成した。代表の山岸氏が「政治のイメージを変え、期待したいと思える政治の在り方をつくっていきたい」と意気込みを述べ、地域や立場、党派を超えた参画を呼びかけた。

 ふくいの党には、山岸、堀居両県議をはじめ、小浜市議2人、あわら市議、敦賀市議各1人が参加する。「政治の選択肢になる」ことを目標に掲げ、勉強会、イベントなどを開き、政治家の発掘や育成、支援に力を入れる。

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 山岸県議は県議会議事堂で開いた会見で「政治は固いとかつまらないとか後ろ向きなイメージをひっくり返したい」と話した。党勢拡大に向け、県内の地方議員を増やしたいとし、6月25日告示の鯖江市議選に公認候補として女性1人を擁立すると明らかにした。15日には県議会に新会派「ふくいの党」の結成を届け出る。

 地域政党は特定の地域の政治課題に取り組む政治団体。大阪維新の会や都民ファーストの会などがある。

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