【韓国】国内バイオの支援強化、米国に研究拠点構築[医薬]

韓国の科学技術情報通信省が、世界最大のバイオクラスター(集積地)である米ボストンの「ラボセントラル」への国内企業の進出支援を積極化する。2025年までに地場企業向けの米国拠点を構築するほか、国内バイオクラスターの育成にも注力する。

同省の李宗昊(イ・ジョンホ)長官は12日、ソウル市内で研究機関や企業代表らと懇談会を開催し、バイオ分野の競争力確保に向けた戦略案を議論した。

懇談会では、韓国科学技術研究院(KIST)と共同で25年までに、国内企業向けの研究拠点を米ボストンに構築する案を推進することを決めた。有力な事業案を早期に米国進出させることで、グローバル企業との協業や投資の活性化につなげたい考え。

■日本の製薬バイオとの協業も

このほか、国内バイオクラスターの企業誘致と育成を通じて世界5位への拡大飛躍を目指す。さらに、日本の製薬・バイオ企業などとオープンイノベーション・プログラムを運営し、協力を拡大する方針だ。

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