表情さまざま「逆さ新緑」 江迎・寿福寺で22日まで公開 色とりどりの花手水も

鮮やかな若葉がアクリル板に映り込む景色が楽しめる「逆さ新緑」=佐世保市、寿福寺

 長崎県佐世保市江迎町の寿福寺(松園光基住職)で13日、庭園のモミジなどをアクリル板に映して観賞を楽しむ「逆さ新緑」の公開が始まった。22日まで。
 「逆さ新緑」は新型コロナ禍で2020年から2年間中止しており、昨年は予約の団体客のみ受け付けていたため、一般公開は4年ぶり。アクリル板に映り込む情景は、外の明るさやのぞき込む角度によって異なる表情を見せる。松園住職は「いろんなことを思い巡らせて、自分自身を見詰め直す時間になれば」と話している。公開は正午から午後4時。拝観料500円(高校生以下無料)。

寿福寺周辺の寺町通りなどで飾られている花手水=佐世保市江迎町

 「逆さ新緑」に合わせ、同町では21日まで「笑迎(えむかえ)WEEK」を実施。市内の農家から無償提供された花のつぼみなどで、町民が花手水を手づくり。寿福寺の周辺など数十カ所に飾り、観光客らの目を楽しませている。

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