那須清峰高生が西原小のグラウンド整備 運動会に向け、測定正確に 大田原

メジャーを使って距離を測る生徒

 【大田原】運動会を27日に控えた西原小の校庭に正確なトラックの線を引けるよう、那須清峰高建設工学科の3年生が11日、測量機などを用いてグラウンド整備を行った。

 校庭にはトラックの線を引くための目印が埋められているが、コーナーの部分は数が少なく、正確に白線を引くことが難しくなっていて、100メートル走の距離も正確ではなかった。今回、同校の地域貢献活動と課題研究の授業の一環で、同学科土木コースの7人が整備に当たった。

 生徒は、測量機器やメジャーなどを使って角度・距離を測定した後、目印となるくいを打っていった。生徒は「あと20センチ後ろ」「棒1本分右」などと声をかけ合いながら、約1時間半かけて作業を行った。

 人見匠真(ひとみたくま)さん(17)は「現場で角度を測るのが難しかったが、良い経験になった」と話した。西原小の黒田信幸(くろだのぶゆき)教頭(53)は「高校生のおかげで、運動会や陸上競技大会の準備がしやすくなった」と感謝していた。

© 株式会社下野新聞社