故ポップ・スモーク、2020年の射殺事件で18歳の男が罪を認める

米ニューヨーク・ブルックリンの新進ラッパーだった故ポップ・スモークが、2020年に射殺された事件で起訴された18歳の男が、米カリフォルニア州ハリウッド・ヒルズの家で起きた住居侵入強盗の際に彼を殺害したことを認めたとCity News Serviceが伝えた。

犯行当時15歳だったこの男は、現地時間2023年5月12日に米カリフォルニア州の少年裁判所で、2020年2月19日のポップ・スモーク(本名バシャール・バラカー・ジャクソン)殺害に起因する第一級殺人容疑を認めた。また、住居侵入強盗の罪と共に、犯行時に個人的かつ意図的に銃器を発砲した疑いも認めた。

この男性は25歳になるまで州の少年施設に収容される見込みだ。City News Serviceによると、ロサンゼルス郡高等裁判所のJ.クリストファー・スミス裁判官は審問の中で、18歳の男と19歳の共同被告人(後者は少年裁判所からの住居侵入強盗罪の申し立てを認めた)に対し、「(ポップ・スモークは)正当な理由なく命を失った。(中略)あなたには人の命を奪う権利はない。人の財産を奪う権利もない」と述べた。

19歳の男と3人目の20歳の男は、2023年4月6日の聴聞会で故殺罪と別の住居侵入強盗罪の罪を認めたが、いずれも25歳になるまで少年施設に留まる可能性がある。3人の名前は、犯行時の年齢のため公表されていない。

故ポップ・スモーク殺害事件で起訴された4人のうち1人、コリー・ウォーカーだけが成人裁判所で起訴されているのは、現在22歳になった彼が犯行当時19歳だったからだ。City News Serviceによると、彼は殺人、強盗、侵入強盗の罪で6月16日にロサンゼルスで予定されている公判前審問を待っているところだ。

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