G7広島サミット 主会場のホテルがある島 ゲート封鎖で立ち入り制限はじまる 住民も識別証チェック【動画ニュース】

住民や仕事をする人も対象になる規制も始まりました。主な会場のホテルがある広島市南区の元宇品地区では、15日午後から立ち入り制限が始まりました。

繁高主税 記者
「午後3時が過ぎました。ゲートが閉められます。これから規制が始まります」

立ち入りを制限するゲートは、サミットの主会場がある元宇品地区に陸路で唯一、入ることができる橋の手前にも設置されました。立ち入りできるのは、住民や職場がある人などに限られ、事前に申請した「識別証」や「車両証」が必要となります。

「一度、こちらに自転車を停めていただいて」

ゲート横には識別証などをチェックするスペースも設けられました。

立ち入り制限は、サミット最終日の21日までの予定です。

住民
「マジで不便です。このやり方は」

立ち入り制限前の15日朝の元宇品地区です。警察官が列になって警備に向かっていました。

職場のある人たち
「不便ですよね。通勤がいつもと違うので」
「サミット期間中は営業は難しいということで店をクローズする」

住民
「せっかく、これだけの国際イベントなので協力しようというのが住民の総意ではあります」

繁高主税 記者
「こちらでは、ドローンや拡声器を使うと罰せられるという貼り紙があり、上には防犯カメラがついています」

主会場のホテルに向かう道には、数十メートルおきに警察官が立って警戒にあたっていました。

繁高主税 記者
「ホテルの近くまでやってきました。ホテルのまわりをぐるっと囲むように高い白い壁が設置されています」

壁でホテル内を見ることができなくなっていて、バリケードを設置する準備も進められていました。サミット開催を4日後に控え、会場周辺はものものしい雰囲気になっていて、緊張感が高まっています。

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