第3弾 ランチボックス発売 ノウハウ積み低価格に チタン製雑貨「iroiro」 新和メッキ工業

 新和メッキ工業(上越市土橋)は15日、チタン製雑貨ブランド「iroiro(イロイロ)」の第3弾商品を発売した。チタン製のランチボックスで、同日から6月29日まで、インターネットの応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」で先行発売している。
 商品は丸型で深さのある「Wa(ワ)」(容量約700ミリリットル)とふたも底もカーブしたどんぶり状の「Don(ドン)」(容量555ミリリットル)の2種。どちらも日本製鉄東日本製鉄所直江津地区が生産している国産チタン材を加工し、新和メッキ工業で表面の着色を行っている。デザインは「TWOOL」(長岡市)の和田紘典氏。

ランチボックス「Don」(前列)と「Wa」

 「Don」は独特の形状を実現するため、へら絞り加工(素材を高速で回転させ、『へら』と呼ばれる棒を押し当て、繰り返すことで形作る工法)を採用。手にすっぽり収まる形状にした。
 ランチボックスは、iroiroブランドを立ち上げる際から構想にあった商品。瀧見直晃社長は「チタンは金属臭を出さない上、発色の良さで市場に支持されると考えたが、どうしても加工コストが高くなるため、ノウハウを積み重ね価格を抑えたかった」と話す。
 マクアケでの販売価格は1万5000円(税込み)から。6月29日以降に一般発売を予定している。

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