柿崎区竹鼻のサーキット「R―SPEC柿崎」 ドライバー集結 開場20周年祝う ジムカーナの大会も

 柿崎区竹鼻のサーキット「R―SPEC柿崎」は今年で開場20周年を迎えた。14日にはJAF公認のモータースポーツ「ジムカーナ」の2023JMRC関東チャンピオンシリーズ第3戦、新潟シリーズ第2戦を開催。競技前に記念式典が行われ、縁ある人々や出走を待つドライバーらが記念すべき年を祝い合った。

両シリーズには96台がエントリー。自身の最速タイムを目指し激走した

 同サーキットは平成15年、日本海に臨む立地に開場。同区の古田組が運営し、毎年さまざまなモータースポーツ大会が開かれている。全長は約600メートル。同社の古田孝一社長は「特徴は全体がわずかに傾斜したコース。全体を見渡せるため、技術向上を目指せる」と話す。
 記念式典には、開場当時に柿崎町長を務めた楡井辰雄県議、モータースポーツに造詣が深い刈羽村の品田宏夫村長が来賓として出席。2人は開場時のセレモニーでテープカットを行っている。楡井県議は「モータースポーツには夢がある。これからも(サーキットが)続くよう応援したい」と祝福。品田村長は「モータースポーツファンが集まる場に来るとわくわくする。ぜひ素晴らしい走りを見せてもらいたい」と話し、「安全に速く走って栄冠をつかめ」とドライバーを鼓舞した。

記念式典には楡井県議(中央)と品田村長(左)が出席し、祝いの言葉を述べた

 ジムカーナは、舗装路面に設置されたコースを車両が1台ずつ走るタイムトライアル競技。全国各地でシリーズが開かれ、盛り上がりを見せている。今年の関東チャンピオンシリーズは全9戦、7県9会場で、新潟シリーズは全5戦、県内2会場で実施。96台がエントリーしている。
 同サーキットでは13日に練習会を行った。県内外から集ったドライバーは入念にコースチェックなどを行い、大会当日に備えた。同サーキット大会組織委員長を務めた古田社長は「ドライバーが上越を訪れることで経済効果を期待できる。これからも愛好者がいる限り大会を続けたい。上越の人も、ぜひモータースポーツを始めてもらえたら」と話した。

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