ゲーム通し地方創生学ぶ 川南・国光原中生が政策議論

カードゲームを通してまちづくりについて議論する国光原中の3年生

 川南町・国光原中(郡守校長、143人)の3年生が11日、カードゲームを通して持続可能な開発目標(SDGs)とまちづくりを議論し、理解を深めた。
 ゲームは「SDGs de地方創生」で、生徒はグループごとに架空の町の住民として「子ども食堂」「IT農業」などの政策を実行するか議論。各グループからやりたいプロジェクトが乱発され、政策に偏りが出た。生徒は政策が町に及ぼす影響を町全体で議論し見極めることや、お金や人材に固執しすぎず協力することの大切さを学んだ。
 指導した同ゲームの公認ファシリテーター・土屋良文さん=新富町社会福祉協議会理事長=は「失敗した理由を自分なりに考え、経験を生かして前に進むことが大切」と意義を説明。同校の田中光希さん(15)は「より良いまちづくりのため、視野を広くものごとを考えることが重要だと気付いた」と話した。

© 株式会社宮崎日日新聞社