ヤゴすくったよ 妻南小児童 命の大切さ学ぶ

妻南小のプールでヤゴを探す2年生と西都ロータリークラブのメンバーら

 西都市・妻南小(金丸昭校長、458人)でプール開きを前に9日、水中にいるヤゴ(トンボの幼虫)の”救出作戦”があった。2年生62人が参加。プールの底を網ですくい、泥の中から小さなヤゴを見つけるたびに大きな歓声を上げた。
 子どもたちに生き物の命に関心を持ってもらおうと西都ロータリークラブ(長友亜紀会長、17人)が毎年実施。児童らは網を手にプールの中に入ると、膝下までたまった水と泥を網ですくった。
 児童たちは同クラブ会員6人と一緒に泥の中からヤゴなどの生き物を見つけると「いた、いたっ」と大はしゃぎ。矢野晴基君(8)は「ヤゴはぷにぷにしていて気持ち良かった」と笑顔を見せていた。
 ヤゴは児童が持ち帰り成虫になるまで育てる。同クラブの上田普幹事(67)は「子どもたちが命の意味、大切さを学ぶ機会になってほしい」と話していた。

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