細野豪志衆院5区支部長案“了承せず”…自民御殿場支部「党員の意見大切にしたい」最終判断は県連大会後か

吉川赳衆院議員が自民党を離党して支部長不在のままの静岡5区をめぐり、自民党静岡県連の御殿場支部は5月15日、細野豪志衆院議員と支部の代表者で会合を持ち、細野議員を支部長とする県連の案について、了承しませんでした。

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15日、自民党御殿場支部には支部長や幹事長などの役員、静岡県議など約15人が集まり、細野衆院議員を迎えました。細野氏をめぐっては県連側が衆院静岡5区支部長に細野氏を据える案を区の6つの支部に示し、14日までに5つの支部が県連の案を了承していて、御殿場支部の判断が注目されていました。

自民御殿場支部幹部らとの会合を終えた細野豪志衆院議員=5月15日夕、静岡県御殿場市

会合の後、取材に答えた御殿場支部の勝間田邦英支部長は「細野さんと話し合いを設けたのだから前向きに受け止めているけれども、結論は急がない。やはり党員のみなさんの意見考えを大切にしたい」として、御殿場支部としては会合の時点では、県連の案は、了承しないことを明らかにしました。

御殿場支部では、県連大会が予定されている5月29日の前日(28日)に、「党員集会」を開催して、細野氏と党員の間で意見交換する時間を設けてから、支部としての結論は6月に出す方針を決めたということです。

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