【フィリピン】水道マイニラッド、IPO時期は「未定」[公益]

フィリピンのマニラ首都圏西部で水道事業を担うマイニラッド・ウオーター・サービシズ(MWSI)は15日、2027年1月までに新規株式公開(IPO)を実施する予定だが、具体的な時期は決まっていないと明らかにした。同日付スターの報道を認める形で発表した。

ラモンシト・フェルナンデス社長兼最高経営責任者(CEO)は、25~26年中のIPO実施を目指して作業を開始したと述べた。長く待つつもりはないとする一方、利害関係者らと具体的な時期を協議する必要があると説明した。

議会は21年12月、マイニラッドに25年間の事業権を与えた際、発行済み株式の30%以上を5年以内に公開することを義務付ける条項を法律に盛り込んだ。

マイニラッドは、23~27年に約1,630億ペソ(約3,962億円)の設備投資を計画している。気候変動対策や人口増加などに対応する。マニラ首都圏水道局(MWSS)が承認済みの事業計画に沿った予算となる。

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