エンゼルス快勝 大谷はサイクル逃すも自身の勝ち越し弾で今季5勝目

【エンゼルス9-5オリオールズ】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

エンゼルスは今季9試合目の先発登板となった大谷翔平が3被弾で5失点も、勝ち越しの9号3ランなど4安打の活躍で自身を援護。打線全体も15安打9得点と繋がりを見せ、9対5でオリオールズを下し敵地での4連戦初戦を制した。大谷は5勝目(1敗)をマークし、オリオールズ先発のグレイソン・ロドリゲスに1敗目(2勝)が記録されている。

前回登板で悔しい今季初黒星を喫し、雪辱を期してマウンドに登った大谷だったがピリッとしないピッチングとなってしまう。3回表までに味方が3点を援護するも、2回裏にアダム・フレイジャーの4号2ラン、3回裏にアンソニー・サンタンデールの6号2ランと2イニング連続で本塁打を浴びてしまい、4失点と逆転を許す。それでもこの日は自身を含め、打線が活発だった。

4回表、エンゼルスは先頭のチャド・ウォラックが3号ソロを放ち試合を振り出しに戻すと、一死から連打で1・2塁のチャンスを作る。この場面で打席に入った大谷が初球を捉えて右中間に特大の9号3ランを放ち勝ち越しを決めると、勢いに乗ったチームはさらにマット・タイスのタイムリー二塁打でこの回5得点。さらに5回表にも大谷の三塁打からハンター・レンフローのタイムリーで追加点を奪った。

援護をもらった大谷は5回裏にもセドリック・マリンズに6号ソロを浴びたものの、なんとか7回を投げ切る意地を見せて、被安打4、与四球2、奪三振5、失点5の内容で5月初勝利を記録。今季の投球成績を5勝1敗、防御率3.23、奪三振71としている。

一方打者としての大谷は定位置の3番に入り、四球、ライト前ヒット、勝ち越し3ラン、右中間三塁打、セカンドゴロ、レフト前ヒットで5打数4安打1本塁打3打点。日本時間4月28日のアスレチックス戦に続いて、史上初の「先発投手によるサイクル安打」寸前まで迫ったものの、最後まで二塁打を放つことができず今回も大記録はお預けとなった。それでもわずか3週間足らずの間に二度の王手と記録達成への期待は高まるばかりで、今後の登板時も自身の打撃により注目が集まりそうだ。なお、今季の打撃成績は打率.303、9本塁打、29打点、OPS.932となっている。

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