ミライト・ワンと近畿電機、水素燃料電池ドローンの開発・試験飛行に成功

株式会社ミライト・ワンとグループ会社である近畿電機株式会社は、「水素燃料電池ドローン」を共同開発し、製造委託先の株式会社ミラテクドローンの屋外研修フィールド「ドローンテクノポート神戸」で実施した試験飛行に成功した。

これまでミライト・ワングループでは、水素を活用した未来の街づくりにチャレンジしてきており、2022年6月に大阪府が公募した「カーボンニュートラル技術開発・実証事業」に「小型水素容器の充填温度制御式多連型充填システムの開発実証」を近畿電機と共同で応募し、水素製造・利用の技術分野において採択されたことにより、同開発・実証を開始した。2022年度の開発実証では「水素燃料電池ドローン」の開発、製造、試験飛行(紐による係留にて3m未満の高さ)を実施した。

ミライト・ワンのカーボンニュートラル技術開発・実証事業採択概要

昨年末のドローンの有人地帯での目視外飛行(レベル4)解禁に伴い、物資輸送、警備、被災状況調査などへのドローン活用が期待されている。これを受けミライト・ワングループでは、「水素燃料電池ドローン」の優位点である長時間飛行の特性を生かした広域施設警備、災害時を想定した被災状況調査、生活困難地域における物資輸送等、安心・安全でスマートな未来の街づくりへの取り組みをドローン専門会社のミラテクドローンを通じて進めていくという。

今後、更なる実証事業を通じて低コストでの水素充填を可能とする技術を確立し、社会インフラとしての水素燃料供給網を実現することによりカーボンニュートラルに向けた取り組みを進めていく方針。

▶︎ミライト・ワン

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