経済成長はコロナ前を超えると楽観

観光業と内需の回復によって香港の第1四半期の経済は改善し、実質域内総生産(GDP)伸び率は前年比で2.7%に達した。5月13日付香港各紙によると、政府経済顧問の梁永勝氏は「回復の勢いが続けば経済は2019年の新型コロナ流行前のレベルを回復、ひいてはさらに高いレベルに達する」と述べた。梁氏は「金利が依然として不明朗な要素だが、経済の回復が続くことによって不動産市場は安定または少し好転する」と指摘し、米国の再度利上げで不動産が大幅下落する懸念は否定した。政府の第1四半期GDPの発表を受け、香港上海銀行(HSBC)グローバルリサーチ部門は通年のGDP伸び率予測を3.8%から5%に上方修正した。

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